ピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Reoir)

印象派
1841年2月25日‐1919年12月3日
「ルノワール」の絵画といえば、どのようなものがあるのでしょうか。ルノワールの絵画にはおだやかでやさしい印象をもっている人も多いでしょう。日本人が「この絵はいいな」と思うことが多く、日本ではとても人気がある画家の一人なんですよ。明るい絵、そしてそこに描かれている人たちのやさしい表情が人気なのでしょうね。そんなルノワールは一体どんな人でどんな絵画を描いていたのでしょうか。ルノワールは絵を描くことが大好きだったことがわかってきますよ。

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ルノワールのプロフィール
彼の本名はピエール=オーギュスト・ルノワールといい、19世紀の印象派の代表画家として有名な人です。ルノワールは1941年にフランスのリモージュで生まれ、4歳からは家族全員でパリに移り住みました。ルノワールは家族が仲良く、みんなが働き者で幸せな少年時代を過ごしています。
13歳になると、ルノワールは陶磁器の絵付け職人として働き始めます。ここではすでに絵の才能を開花させていくのです。しかし、機械で食器にプリントする技術が導入されることでルノワールは職を失ってしまうのです。
その後、ルノワールはパリで有名だった絵画塾の学生になり、本格的に絵画の勉強をはじめるようになりました。この塾でルノワールは同じ印象派となるモネやシスレーと出会い、友人関係を広げていくのです。ルノワールは、落ち着いていて控えめな性格もあり、たくさんの人に親しまれている画家でした。彼らとはよく森で写生をおこない、現在でも初期の印象派の絵画として残っています。
ルノワールをふくめ印象派の画家たちの絵画は、はじめは世間になかなか認められませんでした。そんな中でもルノワールは絵を描き続け、少しずつファンを増やしていったのです。
ルノワールのファンになった人たちは肖像画を描いてくれるように頼み、その収入で生活をしていたのです。
40歳をこえてから、結婚したルノワールは家族とともに幸せな生活を送りながらもずっと絵を描き続けました。晩年、車椅子で生活するようになってからも絵を描き続けていたのです。1919年のなくなったその日も、ルノワールはアネモネの絵を描いていたといいます。
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ルノワールの絵画の特徴
印象派の代表的画家であったルノワールは年代によって少しずつ画風が変化しています。
初期の絵画の特徴
画商やパトロンを通じて、依頼された肖像画を多く描いていました。初期のルノワールは貧しかったのですが、収入のほとんどを肖像画で稼いでいました。肖像画以外の絵画では、光と緑の中で友人たちが楽しく過ごしている様子をよく描いていました。
中期の絵画の特徴
この時期も人物を中心に描いているのですが、色合いが渋くかたくなっています。これは同じ19世紀の画家であったクールベの影響を強く受けているからです。そんな絵を描いていたルノワールを見た画家の友人の一人が「なぜそんなに暗い色を使うのか?」と言ったといいます。それを聞いたルノワールは再び明るい色を使った絵画を描きはじめるようになったのです。
後期の絵画の特徴
ルノワールは、年をとるにつれ人物画を多く描いています。どれも優しく穏やかな表情をしており、それらの絵画を見ているとルノワールが周りの友人や家族を大切にしていたかがわかるほどです。人物のりんかくも丸くなっていき、特に女性を中心とした明るい絵を描くようになりました。
ルノワールの有名な絵画
人物画を多く描いているルノワールですが、その中でも特に有名な絵画を紹介しておきましょう。
ムーラン・ド・ギャレット
ムーラン・ド・ギャレット – ルノワール
絵画のタイトルにもなっている「ムーラン・ド・ギャレット」はモンマルトルにあるダンスホールで、ここで楽しく話をしたり踊ったりとみんな楽しそうにしています。この絵は、ルノワールがムーラン・ド・ギャレットを舞台にした絵を描きたいと思ったとき、友人たちにモデルを頼んだ作品でもあります。光と緑の中で、とても楽しそうにしているこの絵画を見ていると、見ている私たちまでウキウキした気分にさせてくれます。オルセー美術館にある絵画です。
船遊びの昼食
船遊びの昼食 – ルノワール
ムーラン・ド・ギャレットと似たようにたくさんの人物が描かれている大きめの絵画ですが、全体的に少し暗い色で描かれています。ですが、この暗さは日差しの暖かい雰囲気が伝わるような感じですね。船遊びの昼食もルノワールの友人たちがモデルになっています。この絵画はワシントンDCにあるフィリップス・コレクションにあります。
都会の踊り
都会の踊り – ルノワール
ルノワールのダンス三部作と呼ばれている絵画のうちの一つです。全体的に冷たい色を使って落ち着いた雰囲気、優雅さを出している絵画です。ダンスシリーズはこれ以外に「田舎のダンス」と「ヴージヴァルのダンス」があります。パリのオルセー美術館に展示されています。
ルノワールは、自分が楽しくなれる絵画を描き続けました。その考えは絵全体にもあらわれていて、絵画を見ている人も楽しくなれるような気分にさせてくれます。ルノワールは絵を描くことをとても愛していた画家なのです。
ルノワールと関係が深かった画家:モネ